やさしさを、しくみにする。
CareView構想と、私がはじめる“小さな動き”のこと
🕊 “やさしさのしくみ”を、ほんとうに動かしたい
前回の記事で、「見える化って、やさしさのしくみだよね」とお伝えしました。
そして、そのやさしさを誰でも使えるかたちにするために、CareViewという構想を紹介しました。
でも──
ただ「いいアイデアですね」で終わらせたくなかったんです。
もっと伝わってほしい。
もっと使いやすくしたい。
もっと、現場の声を反映させたい。
そのために、私にもできる一歩から動き始めようと考えています。
今回の記事では、CareView構想を育てていくために、
どんな行動を始めようとしているのか、その未来の設計図をご紹介します。

🧭 じゃあ、私は何をするの?
CareViewは、介護現場の“がんばり”や“気づき”を、
もっとやさしく、もっと確かに「伝える」ためのしくみです。
でも、どんなにいい仕組みでも、
動かなければ、ただのアイデアで終わってしまう。
だから私は今、できる範囲から小さく動かす方法を模索しています。
- すでに公開されているLIFEデータの構造を学び、
- 誰でもわかる形に整え直し、
- OSS(オープンソースソフトウェア)として公開できる設計を始める
まだ現場での導入や連携はこれからですが、
土台となる「ひらかれた基盤」を整えることが、今の私にできることです。

🌱 これから、やっていくこと
CareViewを、ほんとうに“使えるしくみ”にしていくために、
これから、こんなことに取り組んでいきます。
✅ 1. LIFEデータの構造を読み解く
厚労省が公開しているCSVや仕様書をもとに、「どんな項目があるのか」「どうつながるのか」を誰でもわかるよう整理します。
✅ 2. グラフ化やレポート出力のプロトタイプを作成
家族や職員が直感的にわかる「やさしい可視化」のイメージを試作。
PDF化やスマホでの共有も視野に入れます。
✅ 3. OSS化に向けた開発準備
CareViewの仕組みを、GitHubなどで公開・共有する準備を進め、
「誰でも改善に参加できる道具」にしていきます。

🔓ひらかれたしくみで、やさしさを“見える化”したい
介護の現場には、
日々、たくさんの思いや気づき、がんばりがあります。
でも、それが**「伝わるしくみ」になっていなければ**──
そのやさしさは、埋もれてしまいます。
だから私は、CareViewという仕組みに、
やさしさが伝わるデザインを組み込みたい。
専門職のためだけの道具じゃなくて、
家族にも、地域にも、未来の誰かにも届けられるように。
それが、いまの時代にふさわしい「介護の見える化」だと思うのです。

💬 やさしさは、仕組みにもできる
CareView構想は、まだ始まったばかり。
でも、“はじめよう”という意思はもう、ここにあります。
“見える化”は、やさしさのしくみです。
あなたの現場にも、あなた自身の未来にも、
そっと寄り添えるものになりますように。
📌 次回予告
- 📱CareViewってどうやって使うの?(画面モック公開)
- 📚LIFEって実際どう活かせる?(専門家インタビュー予定)
- 🛠OSSってどう関わればいい?(“ひらかれた道具”の話)